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【初心者向け】VSCodeのRemote-SSHでエックスサーバーに接続する方法を解説!

この記事は約4分で読めます。

Xserver(エックスサーバー)を使っていると、コマンドラインでファイル操作をしたくなることがあります。そんなときに便利なのが、Visual Studio Code(VSCode) の拡張機能 Remote – SSH

この拡張機能を使えば、ローカル環境から離れることなく、あたかも自分のパソコン内にあるフォルダを開くように、Xserver上のファイルを直接編集・管理できます。ファイル転送やターミナル操作の手間が大きく減り、作業効率も格段にアップしますよ。

この記事では、VSCodeのRemote-SSHを使ってXserverに接続する方法をわかりやすく解説します。

Xserverとは

エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社(旧 株式会社ベット、社名変更済)によって提供されている、運用実績20年以上を誇るレンタルサーバーサービスのひとつです。国内でも知名度が高く、多くのWebサイトの運用に利用されています。

料金プラン

契約期間 スタンダード プレミアム ビジネス
3ヶ月 1,320円 2,640円 5,280円
6ヶ月 1,210円 2,420円 4,840円
12ヶ月 1,100円 2,200円 4,400円
24ヶ月 1,045円 2,090円 4,180円
36ヶ月 990円 1,980円 3,960円

*表のプランの値段は2025/03/20時点 プラン内容の詳細は次のページで確認してください。

事前に必要な準備

まずは準備から確認しておきましょう。

  • Xserverの契約(SSHが使えるプラン)
  • サーバーパネルでSSHを「有効」にしておく
  • 公開鍵・秘密鍵を作成して、公開鍵をXserverに登録済み
  • VSCodeと拡張機能「Remote – SSH」のインストール

サーバーでSSHを有効にする方法は次の記事でも解説しています。

【初心者向け】エックスサーバーにWindowsからSSH接続する手順をやさしく解説!
Xserver(エックスサーバー)でWebサイトを管理していると、「SSH接続したい」と思う場面があります。たとえば、コマンドラインでファイル操作したり、Gitを使ってデプロイしたりする際に便利です。この記事では、XserverでSSH接続...

ステップ1:VSCodeに「Remote – SSH」拡張機能をインストール

  1. VSCodeを起動
  2. 左の拡張機能アイコン(四角いアイコン)をクリック
  3. 検索欄に remote ssh と入力
  4. 出てきた拡張機能をインストール

これでVSCodeからSSH接続できる準備が整いました。

 ステップ2:Xserverの接続情報を設定する

次に、VSCodeがXserverに接続できるように設定ファイルを編集します。

コマンドパレットを開く

Ctrl + Shift + P(Macは Cmd + Shift + P)を押して、
「Remote-SSH: Open SSH Configuration File」を選択します。

SSH設定ファイル( .ssh/config)に以下を追記

Host xserver
    HostName ***.xsrv.jp  # ← あなたのXserverホスト名に変更
    User example                 # ← あなたのサーバーID(ユーザー名)
    Port 10022
    IdentityFile ~/.ssh/id_rsa  # ← あなたの秘密鍵のパス
ポイント

  • Hostはなんでもいいです。(Xserverということがわかるようにすることをお勧めします。)
  • HostName はXserverのサーバー名(サーバーパネルで確認できます)
  • User はあなたの「サーバーID」
  • Port10022 です(Xserver特有)
  • IdentityFile は、ローカルに保存した秘密鍵のパスを指定します。

これらの情報はサーバーパネルで確認できます。

ステップ3:VSCodeからXserverへ接続する

手順

  1. VSCode左下の「><マーク」をクリック
  2. 先ほど設定した xserver をクリック。

しばらく待つと、VSCodeがXserverに接続され、左下に「SSH: xserver」と表示されます。
これで、Xserverの中身を直接編集できる状態になっています!

ステップ4:Xserverのファイルを開く

接続に成功したら、VSCodeからフォルダを開いて、サーバー上のファイルを編集することができます。

たとえば、/public_html などのディレクトリを指定してWebサイトのファイルを操作しましょう。

よくあるエラーと対処法

症状 原因 対処法
Permission denied (publickey) 鍵の設定が間違っている ~/.ssh/config の内容や、公開鍵の登録を見直す
Could not resolve hostname ホスト名が違う サーバーパネルの「ホスト名」を正しく入力する
接続できない ポートが違う XserverのSSHポートは「10022」なので要確認

まとめ

VSCodeの「Remote – SSH」拡張機能を使えば、Xserver上のファイルをローカル環境に近い感覚で操作でき、とても快適です。ファイルのアップロード・ダウンロードをこまめに行う必要がないため、作業効率が大幅に上がります。

もし、リモートでの開発やサーバー管理を少しでも楽にしたいなら、ぜひこの方法を試してみてください。


まだXserverを使っていない方へ

この記事ではXserverの使い方をご紹介しましたが、実際に使ってみると、管理画面のわかりやすさや機能の豊富さに驚く方も多いです。

これから契約を考えている方は、ぜひ一度公式サイトでプランやキャンペーン内容をチェックしてみてください。