ウェブサイトの表示速度は、訪問者の満足度や離脱率、さらには検索エンジンでの評価にも大きく影響します。
せっかくサイトを作っても「表示が遅い」と感じられてしまえば、ユーザーはすぐに離れてしまうかもしれません。そんな表示速度の改善に役立つのが、「ブラウザキャッシュ」の活用です。
この記事では、エックスサーバーを使っている方向けに、「ブラウザキャッシュ設定」の効果や具体的な設定手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
そもそも「ブラウザキャッシュ」とは?
「ブラウザキャッシュ」とは、一度読み込んだ画像やスタイルシート(CSS)、スクリプト(JavaScript)などのデータを、ユーザーのパソコンやスマホに一時的に保存しておく仕組みのことです。
これにより、初めてサイトにアクセスしたときは通常どおり全てのデータを読み込みますが、2回目以降は保存されたデータを使って表示されるため、読み込みが速くなるというメリットがあります。
たとえば、ロゴ画像や背景画像、ボタンの見た目など、頻繁に変わらないデータは毎回読み込む必要はありませんよね。キャッシュをうまく使えば、ユーザーの待ち時間を減らし、快適なサイト体験を提供できます。
エックスサーバーとは?
エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社(旧:株式会社ベット、社名変更済)によって提供されている20年以上の運用実績を誇るレンタルサーバーサービスの一つです。
料金プラン
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
*表のプランの値段は2025/03/20時点 プラン内容の詳細は次のページで確認してください。
エックスサーバーの「ブラウザキャッシュ設定」とは?
エックスサーバーでは、ボタン1つでブラウザキャッシュを有効にできる機能が用意されています。
この設定をONにすると、エックスサーバーが「このファイルは一定期間保存しておいてOKです」とユーザーのブラウザに指示を出してくれるようになります。その結果、2回目以降のアクセスでは保存されたデータが活用され、ページの表示がぐんと速くなるというわけです。
設定はたったの5ステップ!初心者でもすぐできる
ここからは、実際の設定方法をステップごとに紹介します。
サーバーパネルにログイン
まずは、エックスサーバーの「サーバーパネル」にアクセスし、契約時に届いたIDとパスワードを入力してログインします。
「ブラウザキャッシュ設定」を選択
ログイン後、「高速化」のカテゴリにある「ブラウザキャッシュ設定」という項目をクリックします。
対象ドメインを選ぶ
一覧から、ブラウザキャッシュを設定したいドメインを選択します。
有効化のレベルを選択
3つの設定から、目的に合ったものを選びましょう。
- ON(全ての静的ファイル)画像、CSS、JavaScriptなど、すべての静的ファイルをキャッシュの対象にします
- ON(CSS/JavaScript以外)画像ファイルなどはキャッシュしますが、CSSやJavaScriptは毎回読み込みます。
- OFF(無効)
「設定する」ボタンを押して完了!
設定を選んだら、「設定する」ボタンをクリック。これで設定は完了です。反映されるまでに最大15分ほどかかる場合があります。
まとめ:表示速度を上げる第一歩に
エックスサーバーの「ブラウザキャッシュ設定」は、サイトの表示を高速化し、ユーザー体験を向上させるための非常に便利な機能です。
設定はとても簡単で、専門的な知識がなくても、数クリックで導入可能。アクセスが多いサイトほど、キャッシュの効果は大きくなります。
「サイトの表示が遅いかも…」と感じたら、まずはこの設定をしてみましょう! 快適な閲覧体験は、ユーザーの満足度アップにもつながります。
✅ まだXserverを使っていない方へ
この記事ではXserverの使い方をご紹介しましたが、実際に使ってみると、管理画面のわかりやすさや機能の豊富さに驚く方も多いです。
これから契約を考えている方は、ぜひ一度公式サイトでプランやキャンペーン内容をチェックしてみてください。