Xserver(エックスサーバー)では、Webサイトの表示速度を高速化し、アクセス集中にも強くするための機能として「サーバーキャッシュ設定」が用意されています。
この記事では、「サーバーキャッシュ設定とは何か?」から「実際の設定方法」「注意点」までをわかりやすく解説します。
Xserverとは
エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社(旧:株式会社ベット、社名変更済)によって提供されている20年以上の運用実績を誇るレンタルサーバーサービスの一つです。
料金プラン
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
*表のプランの値段は2025/03/20時点 プラン内容の詳細は次のページで確認してください。
サーバーキャッシュとは?
「サーバーキャッシュ」とは、一度表示したWebページや画像などのファイルを一時的に保存しておき、次にアクセスがあったときにサーバーの処理を省略して素早く表示する仕組みです。
Xserverでは、リバースプロキシ型のキャッシュサーバーがこの処理を担当し、表示速度の向上やサーバー負荷の軽減を実現しています。
サーバーキャッシュの設定方法
- Xserverの「サーバーパネル」にログインします。
- サーバーパネル内の「ホームページ」カテゴリにある「サーバーキャッシュ設定」 をクリックします。
- 対象ドメインを選択:キャッシュ設定を行いたいドメインを選びます。
- 「ONにする」
サーバーキャッシュの保存時間
キャッシュの保存時間は、ファイルの種類によって次のように異なります。
キャッシュ保存が2分のファイル例
以下のような静的ファイルは 2分間 キャッシュされます:
.css, .js, .jpg, .png, .gif, .svg, .webp, .mp4, .mp3, .woff, .ttf など
上記以外のファイル
それ以外のファイルは 1分間 キャッシュされます。
キャッシュされない条件
以下のような場合、キャッシュは行われません。
- HTTPヘッダーに制御指示がある場合
例:「Cache-Control: no-cache」や「Set-Cookie」など - ステータスコードが 200 または 404 以外の場合
- 特定のURIやCookieの付与がある場合
これにより、ログイン状態の保持など個別の状態に依存するページではキャッシュされないよう配慮されています。
キャッシュを削除したいとき
記事や画像を更新したのに、なかなか反映されない…そんな時はキャッシュを削除しましょう。
削除手順
- サーバーパネルの「サーバーキャッシュ設定」画面にアクセス
- 「キャッシュ削除」ボタンをクリック
✅ まだXserverを使っていない方へ
この記事ではXserverの使い方をご紹介しましたが、実際に使ってみると、管理画面のわかりやすさや機能の豊富さに驚く方も多いです。
これから契約を考えている方は、ぜひ一度公式サイトでプランやキャンペーン内容をチェックしてみてください。