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【図解あり】エックスサーバーで.htaccessの編集方法の手順を詳しく解説!

この記事は約4分で読めます。

Webサイトの運営や管理をしていると、サイトの挙動を細かく制御したくなる場面が出てきます。そんなときに役立つのが「.htaccess(エイチティーアクセス)」ファイルです。

この記事では、エックスサーバーを利用している方に向けて、.htaccessを編集する方法注意点をわかりやすく解説していきます。

.htaccessとは?

まずは簡単に.htaccessについておさらいしましょう。

.htaccessとは、サーバー上で動作する設定ファイルの一種です。

このファイルに特定のルールを書き込むことで、Webサーバー(Apacheなど)に次のような動作を指示できます。

  • 特定ページへのアクセス制限
  • 常時SSL化(http→httpsへ強制リダイレクト)
  • URLの転送(リダイレクト)
  • ファイルの圧縮設定
  • エラーページ(404エラーなど)の指定
  • ベーシック認証(パスワード認証)の設定

小さなテキストファイルでありながら、サイト全体の動きに大きく関わる非常に重要な存在です。

エックスサーバーとは?

エックスサーバーとは、日本国内で多くの人に利用されているレンタルサーバーサービスです。
ホームページやブログを作るときに必要な「インターネット上の場所(サーバー)」を、月額料金で借りることができます。

料金

契約期間 スタンダード プレミアム ビジネス
3ヶ月 1,320円 2,640円 5,280円
6ヶ月 1,210円 2,420円 4,840円
12ヶ月 1,100円 2,200円 4,400円
24ヶ月 1,045円 2,090円 4,180円
36ヶ月 990円 1,980円 3,960円

*表のプランの値段は2025/03/20時点 プラン内容の詳細は次のページで確認してください。

エックスサーバーで.htaccessを編集する方法

エックスサーバーでは、サーバーパネルから簡単に.htaccessを編集できる機能が用意されています。

FTPソフトを使わなくても、ブラウザ上の操作だけで完結するので非常に便利です。

ここからは、手順を一つ一つ詳しく見ていきましょう。

サーバーパネルにログイン

まずはエックスサーバーの「サーバーパネル」にログインします。

ログインできたら、メニューから「ホームページ」→「.htaccess編集」を選びます。

ドメインを選択

次に、.htaccessを編集したいドメインを選びます。

たとえば example.com を運営しているなら、その編集ボタンを選択します。

選択すると「.htaccess」の内容が表示されます。

 

編集後、確認して保存

編集が終わったら【設定する】をクリックします。

動作確認を忘れずに!

.htaccessはサーバー設定に直接影響を与えるファイルなので、書き方を間違えるとサイトが表示できなくなることもあります。

編集後は、必ずサイトにアクセスして問題なく表示されるか確認してください。

万一、表示できなくなった場合は、サーバーパネルから再度編集して、修正または元に戻しましょう。

編集時の重要な注意点

.htaccess編集は非常にパワフルな反面、いくつか気をつけるべきポイントもあります。

バックアップを取ってから作業する

編集前には必ず、現在の.htaccess内容をコピーしてメモ帳などに保存しておくことをおすすめします。

もし編集ミスしても、元の状態にすぐ戻せるため安心です。

WordPressなどの自動設定に注意

WordPressを使っている場合、自動で.htaccessに設定が書き込まれていることがあります。

例えば、パーマリンク設定(URLの形式)に関連するコードなどです。

これらを誤って消すとWordPressの動作に支障をきたすので、わからない部分は触らないようにしましょう。

よくある.htaccessの設定例

最後に、エックスサーバー利用者に人気のある具体的な設定例をいくつか紹介しておきます。

httpsへリダイレクト(常時SSL化)

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

サイトを常にhttpsで表示させる設定です。

SSL証明書を導入したあと必ず設定しておきたい内容です。

404エラーページのカスタマイズ

ErrorDocument 404 /404.html

「ページが見つかりません」のエラー表示をオリジナルページに差し替える設定です。

特定ディレクトリにパスワード制限(ベーシック認証)

AuthType Basic
AuthName "Restricted Area"
AuthUserFile /home/ユーザー名/ドメイン名/public_html/.htpasswd
Require valid-user

アクセス制限をかけるときに使います。.htpasswdファイルと組み合わせて使用します。

まとめ

エックスサーバーでは、サーバーパネルを使えば簡単に.htaccessファイルを編集できます。

とはいえ、影響が大きいファイルであるため、

  • 編集前にバックアップを取る
  • 編集後は必ず動作確認する
  • わからないコードはむやみに削除しない

といった基本を守ることが大切です。

しっかりポイントを押さえて、安全にWebサイト運営をレベルアップさせましょう!