.comドメインとは?
“.com”は commercial (商業)を意味する汎用トップレベルドメイン(gTLD)で、現在も最大規模・最高の知名度を誇るドメイン拡張子です。2025年3月末時点で、.comの登録数は1億5,000万件以上に到達しており、全TLD中トップを維持しています。
歴史 ―「ドットコム」の誕生から40年
- 1985年3月15日 MIT AIラボ発の企業 Symbolics が symbolics.com を登録。これが世界で最初の .com ドメインでした。
- 1990年代前半 商用インターネットの開放と合わせて .com の一般登録が急増。
- 2000年以降 レジストリはベリサイン(Verisign)が運営を継続。2025年には導入40周年を迎えました。
現在の用途と特徴
- 汎用性の高さ 法人サイト・EC・ブログ・ポートフォリオなどジャンルを問わず利用可。
- ブランド信頼性 ユーザー調査では「覚えやすさ」「信頼感」で他TLDを上回る結果が報告されています。
取得方法 ― はじめて登録する流れ
- レジストラの検索窓に希望名を入力(例: example.com)
- 空き状況を確認し、カートに追加
- 所有者情報と支払い情報を入力
- 決済完了で即時に利用可能 → 主要レジストラ:
お名前.com、ムームードメイン、XServerドメインなど。
他ドメインとの比較
項目 | .com | .net | .org | .jp |
---|---|---|---|---|
主なイメージ | 汎用・商用 | 技術・ネットサービス | 非営利 | 日本国内向け |
登録数(2025年) | 約1.5億 | 約1,260万 | 約1,100万 | 約178万 |
SEO 影響 | TLD 差なし※ | 同左 | 同左 | 国内検索で若干優位 |
※Google は「TLDの新旧によるランキング優遇はない」と公式ブログで明言しています。
.comドメインのメリット・デメリット
メリット
- 圧倒的な認知度で名刺や広告に書いても覚えてもらいやすい
- グローバル対応:国・業種を問わず使える
- 中古市場も活発でブランド売買がしやすい
デメリット
- 人気が高いため空きが少ない
.comドメインと相性のいいサイトテーマ一覧
基本的に、どんな内容でも相性のいいドメインといえるでしょう。
企業サイト・コーポレートサイト
- ✔️ 信頼性と認知度が重視される
- ✔️ グローバル展開に最適(国際的にも通用)
- 例)製造業、IT企業、建設、不動産、コンサルティングなど
ECサイト(ネットショップ)
- ✔️ 商用ドメインの代表格
- ✔️ ブランド構築にも有利
- 例)アパレル、雑貨、食品、デジタル製品販売など
個人ブランディングサイト
- ✔️ 自分の名前やニックネーム+.comで独自性を演出
- ✔️ 転職や仕事依頼に使えるポートフォリオとして活用
- 例)イラストレーター、ライター、エンジニア、講師などのプロフィールサイト
ブログ・情報発信メディア
- ✔️ 老舗感と信頼性で読者の安心感UP
- ✔️ SEOに不利なし&広告収益化にも最適
- 例)旅行、ガジェット、副業、子育て、健康、美容などあらゆるジャンル
サービスサイト(Webサービス・アプリ紹介など)
- ✔️ サービス名.comで覚えやすさ抜群
- ✔️ アプリの公式紹介ページとしても最適
- 例)日記アプリ、家計簿サービス、オンライン予約ツールなど
イベント・キャンペーン特設サイト
- ✔️ ドメインが短く・覚えやすく・配布しやすい
- ✔️ SNSや広告からの流入にも強い
- 例)フェス、セミナー、周年記念、キャンペーン告知など
まとめ
- 1985年誕生の老舗TLDで、2025年現在も登録数トップ。
- 商用・非商用を問わず“定番”として使われ、ブランドの信頼性向上に寄与。
- 取得はICANN認定レジストラ経由で数分で完了。
- SEOではTLDよりコンテンツと地域ターゲティングが重要。
よくある質問(FAQ)
Q. .com が取れないときはどうする?
A. ブランド名+キーワード(例: example-store.com)にする、または .net
や .io
など新gTLDを検討しましょう。
Q. 何年分まとめて登録すべき?
A. 長期利用が確定しているなら 5〜10年一括登録すると値上げリスクを抑えられます。途中からの延長も可能です。