エックスサーバーを使っていると、「万が一のためにデータベースをバックアップしておきたい」「過去の状態に戻したい」と思うことがあるでしょう。
そんなとき、エックスサーバーでは自動で取得されているMySQLバックアップを簡単にダウンロードして利用することができます。
この記事では、エックスサーバーのサーバーパネルを使って、MySQLバックアップデータを取得する方法を、初心者にもわかりやすく詳しく解説します。
エックスサーバーとは?
エックスサーバーとは、日本国内で多くの人に利用されているレンタルサーバーサービスです。
ホームページやブログを作るときに必要な「インターネット上の場所(サーバー)」を、月額料金で借りることができます。
料金
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
*表のプランの値段は2025/03/20時点 プラン内容の詳細は次のページで確認してください。
エックスサーバーの「自動バックアップ」とは?
エックスサーバーでは、MySQLデータベース(WordPressなどで使われるデータベース)が毎日自動的にバックアップされています。
しかも、過去14日分のデータが保存されており、いつでも必要な日のバックアップを取得できます。
ポイントは次のとおりです。
- バックアップの保存期間:最大14日間
- 取得可能な内容:MySQLデータベースのデータ(SQLファイル形式)
特定の過去のサーバーでは、保存期間が7日間になっているようです。
バックアップデータ取得の流れ
それでは、実際にMySQLバックアップデータを取得する手順を見ていきましょう。
ステップ①:サーバーパネルにログイン
まずは、エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスしてログインします。
ログインURLは契約時に送られてくるメールに記載されていますが、以下からもアクセス可能です。
必要情報(サーバーID・パスワード)を入力してログインしましょう。
ステップ②:「MySQLバックアップ」メニューを開く
ログイン後、トップページの「データベース」→「MySQLバックアップ」をクリックします。
この「MySQLバックアップ」機能が、バックアップデータをダウンロードできる専用メニューです。
ステップ③:対象データベースを選択
「MySQLバックアップ」の画面では、次のような項目を選びます。
- 対象サーバーID
- 取得したいデータベース(DB)名
サイトを複数運営している場合、データベース名で判断する必要があります。
ステップ④:バックアップ対象日を選ぶ
次に、取得したいバックアップの日付を選びます。
選べるのは直近14日間のデータのみです。
例えば、数日前にトラブルがあった場合、その日よりも前の日付のバックアップを選びましょう。
(トラブル発生前の健全な状態に戻せる可能性が高まります。)
ステップ⑤:バックアップデータをダウンロードする
対象データベースと日付を選択したら、
▶ 「実行する」ボタン
をクリックします。
すると、バックアップデータが処理が始まります。
ここで注意したいことは、バックアップのダウンロードまで時間がかかります。
履歴から、バックアップデータの保存先を確認して、ファイルマネージャまたはssh接続してダウンロードしましょう。


ダウンロード後に注意すべきこと
バックアップデータをダウンロードしたあとは、次のポイントにも注意しましょう。
✔ ローカルPCで大切に保管する
ダウンロードしたバックアップファイルは、パソコンの安全な場所(外付けHDD、クラウドストレージなど)に保管しておきましょう。
万が一サーバー上でデータ消失やサイト破損が起きても、手元にバックアップがあれば安心です。
✔ 復元時は慎重に
ダウンロードしたSQLファイルを使って復元を行う場合、誤って別のデータベースに上書きしないよう慎重に操作しましょう。
基本的には「phpMyAdmin」などのツールを利用してインポートします。
まとめ
エックスサーバーでは、無料で自動バックアップされたMySQLデータベースを簡単にダウンロードできます。
この機能を活用すれば、万が一のトラブルにも落ち着いて対応できるようになります。